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ジュエリーを仕事にするという事

by MARU

それはつまり、誰かの人生をも変えてしまう、可能性があるという事。

先日、売り場にて他ブランドさんが50代くらいの男性を接客されていた。

男性がジュエリー売り場にいると、プレゼントなんだろうなと思っていたら、違った。

ご自身が身につけるブレスレットを探されていたのだ。

奥様を亡くされ、ダイヤの婚約指輪を身につけておこうとリフォームに出しているところで

カジュアルに身につけられるブレスレットを探していて、とスタッフと長い間話し込んでいた。

その話を聞いた時、ジュエリーってそういう仕事なんだな。ってまず思った。

誰かの形見になったり、面影を常に身近に感じたり。

感謝の気持ちとか、楽しい記憶とか、ものすごく頑張った仕事の成果だとか、辛い時に気分を上げてくれる何かとか、、そういう仕事なんだ。

私はインテリアデザインから転身したけれど、実はジュエリーを始めるきっかけって

今思えば小さな小さな点が、そこら中に落ちていたんだ。

当時はまさかこんなことになるなんて微塵も思ってなかったのだけれど。

学生の頃は自分でビーズで作ったアクセサリーをレンタルスペースで販売した事もあった。

建築模型を地下室で夜通し作ってたのって将来何の役にも立たないスキルだと思ったけど

実はジュエリー作りと結構似てたり。

母に「真珠は美しいんだ」と数年ごとにプレゼントされて洗脳されたり。

20歳で真珠の養殖場に見学に行ってたり。

プロポーズしてもらった指輪が、真珠にニコちゃんマークが付いてて泣き笑ったり。

きっとそういう小さな点が、今の自分を作ってるんだなぁ。

ジュエリーを仕事にするという事は、そういう点を作る仕事なんだ。

決して安くは無い私のジュエリー。軽い気持ちで買えるものではないと思います。

こんな無名のブランドを気に入ってくださった方は、デザインだけで選んでくれたという事。

誰かの人生を変えてしまうかもしれないと心に刻みながら、パールパーティーを育てていこうと思います。


MARU
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